2025年4月、アカシアこと広島大学附属中・高等学校は開校120周年を迎え、盛大な記念式典が行われました。今の自分があるのもこの愛しい母校がくれた数々の贈り物のおかげ。胸いっぱいの感謝を込めて、表題曲のほか、かけがえのないものを歌った全3曲をお蔵出し!
収録曲
01. 愛夢遊
作詞・作曲・編曲:福場将太
愛夢遊 愛夢遊 忘れられなくて
いつまでも込み上げてくる 遠い涙がある
愛夢遊 愛夢遊 幸せだよ今
少しくらい心残り 胸を叩いてても
風に揺れていたのは 僕らの生き方かな
胸に光っていたのは 未来の合鍵かな
楽じゃなかったけど楽しかったよね
ほこりまみれの宝物
愛夢遊 愛夢遊 伝えられなくて
花火より君の横顔 見てた河川敷
愛夢遊 愛夢遊 幸せかな今
一つだけ嘘つくのは みんなそうだから
砂に埋めていたのは 希望の原石かな
窓に映っていたのは あいつの正体かな
夢じゃなかったけど夢中だったから
どんな世界もお手の物
楽じゃなかったけど楽しかったよね
手垢だらけの贈り物
愛夢遊 愛夢遊 助けられなくて
それなのに友達だよと いつも言ってくれた
愛夢遊 愛夢遊 思い切り泣こう
幸せは嬉しいこと そして悲しいこと
Memo : 120年のそれぞれの世代に、それぞれの青春があってそれぞれの痛みがあるけれど、みんなで集って同じ校歌を歌う記念式典は、間違いなく誇らしい幸福でした。
02. QOL
作詞・作曲・編曲:福場将太
この歌は何万何千分の一 知られてもいない
この夢は何万何千分の一 叶うあてもない
それでもたったひとつ それでもたったひとつ
それでもたったひとつ
この恋は何万何千分の一 映画にはならない
この家族何万何千分の一 派手な見栄もない
それでもたったひとつ それでもたったひとつ
それでもたったひとつ
この街は何万何千分の一 話題にもならない
この景色何万何千分の一 どこにでもある あるさ
それでもたったひとつ それでもたったひとつ
それでもたったひとつ
この命何万何千分の一 特別ではない
あの命何万何千分の一 名前すら知らない
それを庇うのは それを守るのは
それを救うのはし難く
それを奪うのは それを壊すのは
それを砕くのは容易い
それでもたったひとつ それでもたったひとつ
おんなじたったひとつ
Memo : 記念式典に続いて行なわれたのは平和について考えるピースフォーラム。広島で生まれ育った人間として、受け継いだ願いを自分なりの形で伝承していきたいと思います。
03. チーズ
作詞・作曲・編曲:福場将太
忘れないでいてよ 忘れないでいてよ
未来が写ったあのフィルムは
もうどこにもないけど
あっけなく あっけなく
夢は置き忘れられて
あっけなく あっけなく
僕らは見ない振りをした
薄れないでくれよ 薄れないでくれよ
撮り直すことも焼き増しも
もうできないフォトグラフ
忘れないでいてよ 忘れないでいてよ
同じ景色も同じ笑顔も
もうどこにもないけど
とっくの昔 とっくの昔
道は一つになってた
あっという間 あっという間
僕らはここまで歩いた
忘れないでいたら 忘れないでいたら
もう一度だけあるかもしれない
未来のシャッターチャンス
あっけなく あっけなく
夢は置き忘れられて
あっけなく あっけなく
僕らは見ない振りをした
忘れないでいるよ 忘れないでいるよ
思い出すのもつらいことでも
そこに君がいるなら
もう撮れないフォトグラフ
Memo : 夜の祝賀会では、同期や恩師の先生方と何枚も何枚も記念写真を撮りました。カメラは輝きを保管してくれる素敵な発明品ですね。ほらみんな笑って、はい、チーズ!