令和5年度も昨年度に引き続き講演のお仕事をいただいた。無事に全10本をこなすことができたので、ここにその軌跡を備忘録として残しておきたい。
講演スケジュール:
■2023年
4月21日(金)
ジパング主催 出張心学塾
『家にこもる生活と働きに出る生活』
美唄市就労継続支援事業所ジパングにてリアル開催
5月29日(月)
「障害のある人の欠格条項って何だろう? Q&A」出版記念イベント
『情熱は無駄にならない』
オンライン開催
7月9日(日)
島根ビジョンネットワーク主催 第23回ロービジョン研修会
『メンタルヘルスケアを考える』
オンライン出演
8月27日(日)
JRPS北海道主催講演会
『網膜色素変性症との二人三脚』
オンライン開催
10月28日(土)
第10回鹿児島ロービジョンフォーラム
『当事者の満足と支援者の使命』
オンライン開催
11月4日(土)
京都府視覚障害者協会主催講演会 「私たちの京視協を一歩前へ」
『望む回復のために当事者自身ができること』
京都ライトハウス地下研修室にてリアル開催
11月22日(水)
乃木坂スクール公開講座「前例を超える前例を創る」
『全盲の精神科医になって見えたこと、広がった視野』
国際医療福祉大学大学院東京赤坂キャンパスにてハイブリッド開催
12月16日(土)
甲斐ひとみネット総会
『そもそも障害とは、回復とは何か』
オンライン出演
■2024年
1月10日(水)
公益社団法人NEXT VISION主催行間セミナー
『社会的回復のカギはカミングアウト』
オンライン開催
3月1日(金)
美唄市保健センター主催 ゲートキーパー研修会
『見逃さないで、私とあなたの心のサイン』
美唄市保健センター検診室にてリアル開催
感想:
改めて振り返ると、この一年はリアル・オンライン・ハイブリッドを織り交ぜつつ日本の色々な場所で講演ができた。各地で新しい出会いがあったのは嬉しかったし、視覚障害に関する講演がついに北海道でもできたのは大きな一歩だったと思う。
テーマとしては特に意識したわけではないが『回復』というキーワードが頻繁に登場した。精神障害でも視覚障害でも回復の意味について理解することはとても大切。少しでも聴いてくださった方が回復について考えるきっかけになってくれていたら何よりだ。
また視覚障害をオープンにして講演を行なった第一回が2018年の11月だったので、丸五年が経過して行なった2023年11月の乃木坂スクールでの講演は、この五年間の自分にとっての集大成になったように思う。ひとまずここまで歩いてきた。さて、次の進路をどう取るか。
そんなこんなで今年度の講演ツアーにタイトルを付けるなら『回復道中膝栗毛』といったところか。充実した一方でスケジュールがタイトで余裕がない一年でもあったので、令和6年度も講演のお仕事がいただけそうなら、もう少しゆったり準備して一つずつのクオリティを高められたらと思っている。
足を運んでくださったみなさん、お耳を傾けてくださったみなさん、本当にありがとうございました!
令和6年3月3日 福場将太