令和4年度の下半期は久しぶりに講演のお仕事をいただくことが多かった。無事に千秋楽を迎えることができたので、大袈裟なのは百も承知でここに全5回の軌跡を備忘録として残しておきたい。
講演スケジュール:
■2022年
10月28日(金)
美唄市保健センター主催 美唄こころの研修会
『見逃さないで心のサイン ~コロナ禍における心の影響~』
美唄市総合福祉センターにてリアル開催
12月26日(月)
新宿区社会福祉協議会主催 視覚・聴覚障害者交流コーナー 10周年記念講演
『コロナ禍だからこそのメンタルヘルスケア ~視覚・聴覚に障害があるからこそ知っておきたいポイント~』
Youtubeにて2023年1月31日(火)まで限定公開
■2023年
1月7日(土)
山梨県視覚障害を考える会主催 第32回ロービジョンケア講習会
『視覚障害からの心理的回復 ~求められるイマジネーション、そしてカミングアウトの力~』
zoomにてオンライン開催
1月28日(土)
NPO法人コミネット楽創主催 出張心学塾
『元気な心で働くための当事者の心得、支援者の心得』
札幌就労移行事業所コンポステラにてリアル開催
3月11日(土)
江別市保健センター主催 こころの健康作り講演会
『心の調律できていますか? ~元気にコロナ禍を生きるテクニック~』
野幌公民館ホールにてリアル開催
感想:
こうして振り返ると、講演のスタイルとしてリアル開催が増えてきている。コロナの勢いが弱まってきたということもあるだろうが、コロナ禍でも社会活動をしていこうという世の中の気風の表れだと思う。
また講演の内容としても、コロナ禍における心の健康に関するニーズが多かった。これも、まずは命を守ることを優先してきた時期を抜け出し、犠牲にしてきた心にもこれからはちゃんと目を向けていこうという気風の表れなのだろう。コロナ以外では視覚障害と就労支援の内容だったが、これも当事者として、支援者として、常に大切にしているテーマなのでやりがいがあった。そういう意味では視覚障害とコロナの両方のテーマが融合した新宿区社会福祉協議会の講演は、当事者かつ支援者という自分の特性が最も活かせた内容だったのかもしれない。
とはいえ演者としての課題はまだまだある。終わった後で毎回反省はつきものだが、少しずつでも成長して、聴いてくださった誰かにとって有意義な講演ができるよう精進していきたい。
この半年間の講演にツアータイトルをつけるなら、『心に目を向けて』というところだろうか。有難いことに令和5年度にもいくつか講演のお仕事をいただいている。そこでまたどんな人たちと出会えるのか、とても楽しみである。
令和5年4月1日 福場将太